結婚式のシーン・春の園遊会・叙勲式のシーンで見かける着物は
「留袖」ですよね。
留袖って、どんな着物??
留袖とはこんな着物です。

既婚の女性が着る和装で1番格付け高い+お祝い時の着物です。
①家紋が、両胸に2個・背中1個・両外袖2個がついています。
②柄は上半身になく、裾だけです。
③黒地の着物(留袖)と、長襦袢との間に比翼という白い着物を着用しています。
比翼とは・・・
訪問着等一般的な着物には、比翼はありません。50年ほど前から留袖は、この比翼を留袖に縫付ける仕立て方法になっています。
そのため、白い比翼を着ることはありませんが、着ている雰囲気になっています。
「おめでたい事を重ねる」という意味があるため、慶事に時に着用します。
なぜ 結婚式で親族が着るの??
結婚するということは、新郎家と新婦家の繋がりです。
知人や会社の方(参列者)にお披露目する機会が披露宴や結婚式ですよね。
結婚式や披露宴にお越し頂ける参列者の方へ、お迎えする側(ホスト)=両家の家族の方は家の中で一番いい衣装を着ることで、お客様への感謝を表現することができます。
そのため結婚式・披露宴では、母親・叔母様も留袖を着用をおすすめしております。
留袖に種類はあるの?
上記の写真のように生地が黒の「黒留袖」と
生地がピンクや黄色などの「色留袖」がございます。
同じ留袖ですが、同カテゴリーの中で格式が上になるのが「黒留袖」になります。
色留袖はだれが着るの??どういった時に着るの??
結婚式では、新郎様・新婦様の母親には黒留袖をおすすめしますが、
披露宴だけ(海外で挙式済など)の場合は、お母様が着用する着物は「色留袖」もおススメです。
結婚式での叔母様や、既婚の新郎・新婦様の姉妹でお若い方は、華やかな「色留袖」もおススメです。
※先ほど、留袖は既婚者の第一礼装の着物・・・と記載いたしました。未婚女性の第一礼装は振袖(成人式で見かける袖の長い着物)ですが、40代以上の未婚者で振袖は鮮やで華やかな柄で躊躇されることが多いので、その時は色留袖をおすすめしております。
春の園遊会・叙勲式などに参加の場合も、色留袖(紫以外)を着用いたします。
お店でお立場にあった留袖をご紹介しておりますので、ご相談くださいませ。
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