先日、家紋(かもん)ってなに?のコラムを書かせていただきましたが
本日は、着物によって家紋のついてる数により格付けがあるのでそのことをお書きします。
着物(和装・和服)って奥が深く、知れば知るほど・・・と面白いですね。
まずは・・・
★着物の家紋ってどこに付いてる??
①背紋 背中の中心 首あたり・・・1つ目
②袖紋 外側の袖の中心 上あたり・・・(左右)2つ目・3つ目

③前紋 胸紋 前紋 胸のあたり ・・・・(左右)4つ目・5つ目

★家紋をつける順番は??
背中→袖→胸の順
着物で1つ紋というと、背中だけ(1個)
着物で3つ紋というと、背中と袖(3個)背紋
着物で5つ紋というと、背中と袖と胸(5個)
着物は5つ紋が一番最上級の格付けになります。(5つ紋以上はありません)
⇒紋がついている数が多ければ、よりフォーマル(正装)になります。
※実は・・・詳しく説明すると生地や織り方や紋を描く種類により格付けが違っておりますが、おおまかに説明させていただいております。
訪問着・・・最近の傾向は紋無でも柄つけの関係で略礼装として利用されています。1つ紋で準礼装です。
紋数 | 代表的な着物の種類(女性版) | |
---|---|---|
5つ紋 | 正礼装 | 黒留袖・喪服 色留袖 |
3つ紋 | 準礼装 | 色留袖・色無地 |
1つ紋 | 略礼装 | 色無地 |
紋なし | 略礼装 | 訪問着 |
紋なし | おしゃれ着 | 色無地 |
ちなみに・・・
成人式の時の振袖は昔は紋付きだったようですが、柄が多く華やかなため
今は紋はついてませんが、正礼装です。
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