卒業式シーズンになると、今は幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校・専門学校・大学で制服のない学校へ通っている女児・女学生はもちろんのこと、先生・教職員の方も卒業式に着物に袴スタイルの方を多く見かけますよね。
ちなみに私が大学を卒業した2000年ごろ、卒業式の後に行われる謝恩会でクラスでは40%は今のスタイルの卒業式専用の着物+袴でした。
残りの友人たちは成人式時の振袖やパーティドレスやスーツでした。
ちなみに・・・
卒業式専用着物というのは、卒業式時の袴に合わせ、袖丈が振袖より短く、バランスよく見える着物です。袖の長さ2尺袖(76cm)↓
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成人式の振袖の袖の長さ2尺8寸から3尺(106cmから115cm)着物です↓
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今では大学の卒業式では、80%くらいの女子学生が袴スタイルで過ごしているように感じます。
小学校も地域などによりますが、小学生の女児の50%以上になってるように感じます。
2021年東京オリンピックの閉会式で、宝塚歌劇団の方の衣裳も袴でしたね!


★卒業式で袴を着た理由は・・・
●卒業式=袴というイメージがあったから。
●卒業式以外着ることのない衣装だったから着てみたくて。
●周り(先輩)が着てたから。
●レトロな感じがしてかわいかったから。
そこで・・・
★女学生が袴を着たのはいつから??
明治時代になると、女学校が相次いで創立されました。
従来の帯をして、裾が狭い着物だと、明治維新になり椅子に座わる今のような勉強スタイルでは動きにくいため、男性が利用していた袴を利用することが認められました。
そこから「女学生は袴姿」という象徴が定着していきました。
では・・・
★卒業式=袴のイメージはいつから??
少女漫画の『はいからさんが通る』が80年代後半にドラマや映画になり、そのとき人気女優の南野陽子さんが主演のしたこともきっかけで、レトロな感じが可愛らしくブームになり学生最後の卒業式に着物+袴を着たい!なっていったようです。
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